2013年5月10日金曜日

全曲バイブル番外編(演奏法) Back In the USSR

ジョン、ポール、ジョージによるロケストラ状態になっているが、幸いにもシルク・ド・ソレイユの『ラヴ』で各演奏が分離された状態で聴ける。

まず、ポールのリードギター。演奏開始となるフレーズは間奏最後と同じもので、14/3(3弦14フレット)から10フレット付近までスライドダウン、直ぐに11/4から12/4へスライドアップ&9/4へスライドダウン。早弾きをしているようにも聴こえてしまうがピッキングは2回だけというアイデアものの演奏である。その後、10/4を半音チョーキングしている。間奏自体は得意の人差し指でのチョーキングをメインに歌メロをなぞったもの。

次いでギターリフ。単音のリフではなく、最初の5/1の音には5/2の音が重なり、次の8/2の音には6/3の音が重なっている。つまり5フレット上でA7コードを押さえたまま弾いてる演奏だと判断できる。
となると、低音弦でのリフも同様の音が聴こえるので、ギターと同じことを6弦ベースで行っていると容易に想像が付く。

『ラヴ』での音の分離から、以上の3本のギターは同じトラックに録音されたもの、つまりギターリフはジョージ、6弦ベースのリフはジョンと判断できる。
まとめると、
左チャンネルは、ジョンのスネア、ジョージのギター、ポールのベース
中央がベーシックトラックで、ポールのドラムス、ジョージのベース(レコーディングセッション本と異なるが)、ジョンのギター
右がポールのリードギター、ジョンの6弦ベース、ジョージのギター(レコーディングセッション本の通りドラムスが含まれているならジョージとなるが)
ピアノは単独トラック
となるかと思う。。。マスターテープで確かめてみたい!

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