2013年3月12日火曜日

テネシアン その3

テネシアンをメインで使っていた For Sale 〜 Help! の時期、ギターの音色がかなり特徴的になっている。乾いた音とでも表現すれば良いのか、Kansas Cityのイントロで聴かれるあの音である。当時の楽器と同じ音色でないのは分かっているが、折角テネシアンとVOX AC-30があるので音作りを分析してみた。

他でも述べたがテネシアンは微妙なトーンコントロールができないので、基本的にはアンプ側で作ることになる。セッティングを色々と試してみたが、ヴォリュームをMAX、Bassコントロールはほぼゼロ(低音カット)が一番近い感じがした。アンプのヴォリュームをMAXにしてもさほどうるさく感じない。よくこれで初期のライブをやってたものだと逆に感心する。
ギター側であるが、リアピックアップなのは間違いないとしてトーンのスイッチがどこなのか決まらない。センターか下側だと思うが。
何となく似ているがイマイチしっくり来ないと思っていたが、重要なポイントがあったようだ。今までピッキングの位置をセンターとリアのピックアップの中間辺りにしていたのだが、たまたまリアピックアップ上で弾いてみたら更に音色が近づいた。早速、I'm Downの間奏シーンをチェックしてみたら、正にリアピックアップ上で弾いていた。流石はジョージ、音色には拘っているな〜

ただし、ひとつだけ問題が残っている。Kansas CityやI'm Downで聴かれるサイスティンの無い音はグレッチ特有のミュート機構を使ったものだと思うが、テネシアンには付いていない。つまり、レコーディングに使ったのはカントリージェントルマンの方が可能性が高そうだ。

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